カブトムシとセミ | Grumpy Monkey(不機嫌なおさるさん)の観察日記

Grumpy Monkey(不機嫌なおさるさん)の観察日記

子供の成長は早いので、とりあえず忘れないように観察日記をつけようかなと・・・
英国人の主人とお互いの文化の違いを尊重しつつ(主導権を争いつつ?)子育て生活送ってます。

保育所の先生とやりとりするノートので先週の金曜日に

『ミニ君はカブトムシを初めは怖がっていましたが、後から恐る恐るさわって嬉しそうにしていました。その後何度も 「カブトムシ」 とつぶやいていましたよ』

とありました。(^-^*)
動物大好きなミニですが、昆虫も好きでアリさんもしょっちゅう歩いている足を止めては眺めています。

この間は公園でカナブンを見つけて捕まえようとしていたので様子を見ていたら、逃げそうになるのをいきなり足で踏んで阻止しようとしたミニ・・・。
私が思わず足をつかんだから良かったものの、まだまだ虫の扱いに慣れていないので気をつけないといけません・・・。

そう思っていた矢先、おさるさんとミニと今日の朝保育所へ向かって歩いていたら、おさるさんがあーちゃんにいつものモーニングコールをしながら道路にいるセミをみつけました。

あれ?なんで このセミ たかいところに おらんねんやろ

と不思議がるおさるさん。
たぶんもうすぐ寿命が来るセミなんだろうなぁ。と思い、おさるさんはセミの寿命が短い事を知っているので、

たぶん、もうすぐ死んでしまうんちゃうかなぁ。もう力が無いんやわ

というと、あーちゃんに電話で

あーちゃん、セミが どうろに いてる。ううん。ないてへん

と説明しています。
どうやら電話の向こうであーちゃんも私と同じことを説明している様子。
そのままセミを観察していると、30センチほど低いところを飛んでまたすぐ地面に着地しています。

このままだと車や自転車に轢かれてしまいそうだし、せめて残りの時間はゆっくりさせてあげたいなと思って、

ここやったら踏まれたりしそうで可哀想やから、捕まえてあっちの花壇に連れていこか

とおさるさんに言ったものの、あーちゃんと電話しながらのおさるさんはそのままセミを見ながら話をしています。
どうしようかなぁ。しょうがない、私が捕まえるか!と思った瞬間ミニがセミの近くにしゃがみこむので、どうするのかな?と思って見ていると

ミニは右手をセミの方へ差し出し


どうじょ。。どうじょ!


とセミに乗るように促しているではないですか(笑)

セミが手に乗ると信じ込んで一生懸命待つその様子が可愛かったのでそのまま見ていましたが、もちろんセミがそれで乗ってくることもなく。。。
仕方がないので、私が手をセミの前に持っていって足をつついて手に乗せました。

セミどうすんの?

と聞くおさるさんに

花壇に乗せるから手伝ってくれる?

と言うと、おさるさんが私の手の上にいるセミをそっと捕まえて花壇へ逃がす事に成功しました。

後で、考えてみると、カナブンの件もあってミニだと扱いが乱暴になってしまいセミの寿命を縮めてしまうかなと思って触らせませんでしたが、自分の手に乗せたがっていたんだから、私の手に乗せた後にちょっとくらい触らせてあげれば良かったかも。と反省。
やっぱり朝は余裕持って家を出ないとダメですね(^-^;)
今度同じような事があったらミニに触らせてみようと思いながら出勤しました。

そして会社でランチを食べる時に親バカそのまんまですがミニが 「どうじょ」 と言っていた話を上司にすると

Cicada is the bug with brown body and people let them fight right? (セミってあの茶色い体の子供がよく戦わせて遊ぶ昆虫だよね?)

と聞いてきます。。
なんか違う。。と思いつつ話を更に聞いてみるとどうやらカブトムシと勘違いしていた様子。
それを指摘すると今度は


hum... I can not remember how to say Cicada in my own language... (セミって自分の国の言葉でなんていうんだか忘れちゃった・・・)

となんと母国語でセミをどういうのか忘れたらしい。。。
在日7年ともなるとそんなものなんだろうか?と思いつつ、家に帰りました。

そして晩ご飯の後にミニが子供向けDVDを見ていると、ちょうどカブトムシが出てきたので、今朝のセミの話と上司がセミとカブトムシを間違えて覚えていた。という話を旦那にして

そういえば、カブトムシって英語で何て言うの?

と聞くと考えこむ旦那。

え~~~~!覚えてないの?

と聞くと

たぶん Stag Beetle かな

と言うので、

ふ~ん。なるほど。Stag Beetle ね。

と覚えようとしていたらTVに今度はクワガタが出ていて旦那が

これこれ。

と言います・・・。

これクワガタ虫やん!

と言うと

似てるでしょ

と答える旦那。

クワガタとカブトムシは違うやろ~!角の形も全然違うやん

と反論すると、ちょっとまって。と言いながら iPad で調べ始めました。そして

あった、これかな?

と言って指差したのが

rhinoceros beetle (サイ+甲虫)


でもそのページの下の方に載っていた写真を見ると、サイの角そっくりの角をもったかぶと虫で、しかも他の国に生息するものだったので

そのまんまって感じの名前やな・・。でも、日本で見るカブトムシの角は日本独特なんかもよ。 Rhinoceros Beetle じゃないんちゃう?

と言ってさらに調べること5分。

あった。あった。

と旦那が言うので見てみると

Japanese rhinoceros beetle,
Japanese horned beetle, Kabutomushi


と Wikipedia 英語版に ”Japanese rhinoceros beetle ” というタイトルで表記されていました。
やっぱりあの角は日本独特だからか、先ほどの Rhinoceros Beetle の前に Japanese がついてました。
しかも後ろの方には Kabutomushi とローマ字表記でカブトムシとも書いてありました。

海外でコピー機のことを XEROX って日本のコピーブランド名で言うのと同じ感覚でしょうか??


そのまんまやん!


と思わずつぶやいてしまいましたが、これでカブトムシを英語で何て言うのかわかってスッキリ

っていうか、旦那といい上司といい、カブトムシやセミに外国の人たちはあまり興味がないのか、たまたまこの二人が自分の国の言葉で言う機会がなくてすっかり忘れているのか知りませんが、日本では誰でも知っていそうな親しみのあるカブトムシとセミの名前がわからないなんてなんだか不思議な気がしました。
単に気候の違いで身近にいないからってのもあるとは思いますが・・・

Grumpy Monkey(不機嫌なおさるさん)の観察日記-Jpns Rhino Beetle  
<Wikipedia に載っていた日本のカブトムシ>
小さい頃飼っていて沢山卵を産んでそれがまた幼虫になって。とよく観察していたのを思い出します。(^-^)b

Grumpy Monkey(不機嫌なおさるさん)の観察日記
<初めに旦那が見つけた Rhinoceros Beetle>
これは本当にサイってそのまんまやん!って感じの形してますね